小児科 29 10月 2025 子どもの鼻水について 子どもの鼻水は、多くの場合、風邪やアレルギーによる自然な反応です。鼻の粘膜がウイルスや細菌、ホコリなどの異物を排除しようとすることで、鼻水が分泌されます。つまり、鼻水は「体を守るための防御反応」であり、決して悪いものではありません。 透明でさらさらとした鼻水は、風邪の初期やアレルギー性鼻炎でよく見ら… 続きを読む
小児科 24 10月 2025 子どものせきについて せきは、体にとって不要なものを外に出すための大切な防御反応です。気道(のどや気管、気管支)にウイルスや細菌、ほこり、煙などの異物が入ると、体はそれを排除しようとしてせきを引き起こします。つまり、せきは「体を守るための反射反応」であり、決して悪いことではありません。 子どもの気道は大人よりも細く、刺激… 続きを読む
小児科 17 10月 2025 子どもの発熱について 子どもの発熱は、体がウイルスや細菌などの病原体と戦っているサインです。発熱は「病気そのもの」ではなく、免疫がしっかり働いている証拠ともいえます。体温が上がることで免疫細胞の働きが活発になり、ウイルスや細菌の増殖を抑える効果があります。つまり、熱は体を守るための防御反応なのです。特に子どもは免疫機能が… 続きを読む
小児科 10 10月 2025 水いぼ(伝染性軟属腫)とは 水いぼ(伝染性軟属腫)は、「伝染性軟属腫ウイルス(ポックスウイルスの一種)」によって皮膚に小さなできものができる感染症です。主に2〜10歳の子どもに多く見られますが、大人にも感染することがあります。感染は直接の肌の接触や、タオル・プールなどを介して起こることがあります。水いぼは、放っておくと自然に治… 続きを読む
アレルギー 8 10月 2025 制御性T細胞について 2025年10月6日に本年のノーベル医学生理学賞に坂口志文先生が決まりました。素晴らしく感動いたしました。心からお喜びを申し上げます。アレルギーに関与しておりますので、この制御性T細胞についてお話しさせていただきます。 この細胞は白血球の一種で、リンパ球中の10%が制御性T細胞です。白血球は、細菌や… 続きを読む