子宮頸がん予防について知っておきたいこと 予防接種

子宮頸がん予防について知っておきたいこと

子宮頸がんは、子宮の入口(子宮頸部)に発生するがんで、20~40代の女性に多くみられます。仕事や結婚、出産など、人生のさまざまなライフイベントと重なる年代で発症しやすく、治療によって妊娠や出産への影響が生じることもあります。日本では毎年約1万人の女性が新たに子宮頸がんと診断され、約2,900人が命を…
子どもの鼻水について 小児科

子どもの鼻水について

子どもの鼻水は、多くの場合、風邪やアレルギーによる自然な反応です。鼻の粘膜がウイルスや細菌、ホコリなどの異物を排除しようとすることで、鼻水が分泌されます。つまり、鼻水は「体を守るための防御反応」であり、決して悪いものではありません。 透明でさらさらとした鼻水は、風邪の初期やアレルギー性鼻炎でよく見ら…
子どものせきについて 小児科

子どものせきについて

せきは、体にとって不要なものを外に出すための大切な防御反応です。気道(のどや気管、気管支)にウイルスや細菌、ほこり、煙などの異物が入ると、体はそれを排除しようとしてせきを引き起こします。つまり、せきは「体を守るための反射反応」であり、決して悪いことではありません。 子どもの気道は大人よりも細く、刺激…
子どもの発熱について 小児科

子どもの発熱について

子どもの発熱は、体がウイルスや細菌などの病原体と戦っているサインです。発熱は「病気そのもの」ではなく、免疫がしっかり働いている証拠ともいえます。体温が上がることで免疫細胞の働きが活発になり、ウイルスや細菌の増殖を抑える効果があります。つまり、熱は体を守るための防御反応なのです。特に子どもは免疫機能が…
水いぼ(伝染性軟属腫)とは 小児科

水いぼ(伝染性軟属腫)とは

水いぼ(伝染性軟属腫)は、「伝染性軟属腫ウイルス(ポックスウイルスの一種)」によって皮膚に小さなできものができる感染症です。主に2〜10歳の子どもに多く見られますが、大人にも感染することがあります。感染は直接の肌の接触や、タオル・プールなどを介して起こることがあります。水いぼは、放っておくと自然に治…
制御性T細胞について アレルギー

制御性T細胞について

2025年10月6日に本年のノーベル医学生理学賞に坂口志文先生が決まりました。素晴らしく感動いたしました。心からお喜びを申し上げます。アレルギーに関与しておりますので、この制御性T細胞についてお話しさせていただきます。 この細胞は白血球の一種で、リンパ球中の10%が制御性T細胞です。白血球は、細菌や…
赤ちゃんを守るために免疫力を上げてアレルギーを撃退 アレルギー

赤ちゃんを守るために免疫力を上げてアレルギーを撃退

免疫とは 免疫とは、私たちの体を病気から守るための大切な仕組みです。体の中に入ってきたウイルスや細菌、さらには有害な物質に対して「異物」と認識し、排除する働きを担っています。赤ちゃんはお母さんからもらった免疫を生まれてしばらくは持っていますが、成長とともにその力は少しずつ弱まり、自分自身の免疫を発達…
注射不要の痛くないインフルエンザワクチン「フルミスト(経鼻インフルエンザワクチン)」 予防接種

注射不要の痛くないインフルエンザワクチン「フルミスト(経鼻インフルエンザワクチン)」

フルミストとは フルミストは、注射ではなく鼻腔(鼻の中)にスプレー投与するタイプのインフルエンザワクチンで、弱毒化された生ウイルスを用いた「経鼻弱毒生ワクチン」に分類されます。通常の不活化ワクチン(注射型ワクチン)はウイルスを化学処理などで不活化させて使用しますが、フルミストは生ワクチンであり体内で…
インフルエンザの季節到来!正しい知識で予防と対策を 予防接種

インフルエンザの季節到来!正しい知識で予防と対策を

インフルエンザとは インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる急性の呼吸器感染症です。通常、「季節性インフルエンザ」と呼ばれる型が、毎年冬季に流行します。主にA型とB型が人に感染し流行を起こします。風邪に似た症状から始まりますが、全身のだるさや高熱、頭痛、関節・筋肉痛などが強く、…
アトピー性皮膚炎の治療薬「アドトラーザ」とは アレルギー

アトピー性皮膚炎の治療薬「アドトラーザ」とは

アドトラーザ(一般名:デュピルマブ)は、中等度から重度のアトピー性皮膚炎に対して使用される新しいタイプの治療薬です。従来のステロイド外用薬や内服薬で十分な効果が得られなかった方に適応されます。アドトラーザは、アトピー性皮膚炎の原因とされる免疫の異常な働きを抑えることで、皮膚の炎症や強いかゆみを改善し…