小児科 24 10月 2025 子どものせきについて せきは、体にとって不要なものを外に出すための大切な防御反応です。気道(のどや気管、気管支)にウイルスや細菌、ほこり、煙などの異物が入ると、体はそれを排除しようとしてせきを引き起こします。つまり、せきは「体を守るための反射反応」であり、決して悪いことではありません。 子どもの気道は大人よりも細く、刺激… 続きを読む
小児科 17 10月 2025 子どもの発熱について 子どもの発熱は、体がウイルスや細菌などの病原体と戦っているサインです。発熱は「病気そのもの」ではなく、免疫がしっかり働いている証拠ともいえます。体温が上がることで免疫細胞の働きが活発になり、ウイルスや細菌の増殖を抑える効果があります。つまり、熱は体を守るための防御反応なのです。特に子どもは免疫機能が… 続きを読む
小児科 10 10月 2025 水いぼ(伝染性軟属腫)とは 水いぼ(伝染性軟属腫)は、「伝染性軟属腫ウイルス(ポックスウイルスの一種)」によって皮膚に小さなできものができる感染症です。主に2〜10歳の子どもに多く見られますが、大人にも感染することがあります。感染は直接の肌の接触や、タオル・プールなどを介して起こることがあります。水いぼは、放っておくと自然に治… 続きを読む
小児科 20 10月 2022 頭部打撲について 頭をぶつけた時のポイントについてお話します。次に記載するようなことがあれば、病院を受診して下さい。・いつもと違う感じがする。・興奮している、うとうとしている。・同じ質問ばかりする。・反応が鈍いなどがある。・頭を触ってわかるような骨折がある。・後頭部、頭頂部、側頭部の頭皮にたんこぶ(血腫)がある。・5… 続きを読む
小児科 7 9月 2022 解熱剤について 熱が高いけど、元気で、水分がとれていたり食事がとれれば、必ずしも解熱剤を使用する必要はありません。 一方で5歳までの小児は発熱によって痙攣を引き起こす熱性けいれんというものがあります。解熱剤をつかうことで、熱性痙攣をおこさないようにする効果があります。38.5℃以上の時は解熱剤をしようしてもいいでし… 続きを読む