アトピー性皮膚炎治療薬・モイゼルト軟膏とは

モイゼルト軟膏とは
モイゼルト軟膏(一般名:ジファミラスト)は、ステロイド外用薬とは異なる作用機序を持ち、副作用が少なく、安全性が高いのが特徴です。ステロイドで症状をしっかりと抑えた後に置き換えて使うことで、ステロイドの使用を減らせる可能性があると考えられます。また、軽症の患者様であればモイゼルト軟膏のみで治療することも可能です。
モイゼルト軟膏の特徴
モイゼルト軟膏は国内で初めてのPDE4(ホスホジエステラーゼ4)阻害剤です。
PDE4は炎症を起こす免疫細胞の多くに存在し、細胞内セカンドメッセンジャーであるサイクリックAMP(cAMP)を分解する働きがあります。cAMPは炎症性サイトカインの産生抑制に関わっており、cAMPがPDE4によって分解されると、炎症反応が生じやすくなります。
モイゼルト軟膏は、PDE4の活性を阻害することで炎症細胞内のcAMP濃度を高め、炎症性サイトカインを含む物質の産生を抑制し、皮膚の炎症を緩和すると考えられています。

治療の対象となる方
- 生後3か月以降のアトピー性皮膚炎の方
モイゼルト軟膏の使用に注意が必要な方
- 妊娠中または妊娠している可能性のある方
- 授乳中の方
モイゼルト軟膏の副作用
- 臨床試験において重篤な副作用
- 稀に塗った部分がかぶれてしまうことがありますが、その際はご相談ください
モイゼルト軟膏の使用方法
モイゼルト軟膏は濃度が2種類(0.3%・1.0%)あり、生後3ヶ月以上~14歳以下の小児のアトピー性皮膚炎の方はモイゼルト軟膏0.3%か1.0%のいずれかをお使いいただけます。
成人のアトピー性皮膚炎の方はモイゼルト軟膏1.0%製剤とされており0.3%製剤はお使いいただけません。使用方法は小児・成人とも1日2回適量を患部に塗布して使用します。1回の塗布量の制限は無く、皮疹の面積に応じてご使用いただくことができます。

モイゼルト軟膏の費用について
モイゼルト軟膏1%は28gチューブであれば3割負担の患者様では1,263円となります。
モイゼルト軟膏の話題
大田区、目黒区、東急目黒線沿い(田園調布、奥沢、大岡山、洗足、西小山、武蔵小山など)、東急大井町線沿い(自由が丘、緑が丘、大岡山、旗の台など)でアトピー性皮膚炎の診察をご希望方はぜひ一度、大岡山こどもアレルギークリニックへご相談ください。
監修者情報

山本 佳樹
大岡山こどもアレルギークリニック 院長
経歴
- 1992年 日本医科大学卒業
- 1993年 日本医科大学付属病院小児科
- 1997年 日本赤十字社医療センター 新生児未熟児科
- 2001年 昭和大学病院小児科 助手
- 2003年〜2006年 都立荏原病院小児科 医員
- 2006年〜2021年 東京都保健医療公社 荏原病院 小児科医長
- 2022年 1月 大岡山こどもアレルギークリニック 開設
- 2024年 3月 医療法人佳侑会 理事長
資格・所属学会等
- 医学博士
- 日本専門医機構認定 小児科専門医 指導医
- 日本専門医機構認定 アレルギー専門医
- 日本小児アレルギー学会 会員
- 大田区立清水窪小学校 校医
- 大田区立雪谷小学校 校医
- 若竹幼稚園 園医
- 都立荏原病院 連携医
- 昭和大学病院 連携医
- 日本赤十字医療センター 連携医
- 国立病院機構東京医療センター 連携医
- 東急病院 連携医
- NTT東日本関東病院 連携医
- 国立成育医療研究センター連携医
