アトピー性皮膚炎について
2025年4月22日

アトピー性皮膚炎とは
アトピー性皮膚炎は、かゆみのある湿疹を慢性的に繰り返す皮膚の病気です。乳幼児期に発症することが多く成長とともに軽快することもありますが、成人になってから発症したり再発したりするケースも少なくありません。
特徴的な症状としては、激しいかゆみを伴う湿疹が挙げられます。この湿疹は左右対称に現れることが多く、乳幼児期では顔や頭、体、四肢に、小児期以降では肘の内側や膝の裏側など関節部に好発する傾向があります。また皮膚のバリア機能が低下しているため乾燥肌になりやすく、外部からの刺激にも敏感になります。
アトピー性皮膚炎の原因
アトピー性皮膚炎は複雑な要因が絡み合って発症する皮膚の炎症性疾患です。明確な原因は特定されていませんが遺伝的要因、環境要因、皮膚バリア機能の異常、免疫学的要因などが相互に作用していると考えられています。
アトピー性皮膚炎の症状
アトピー性皮膚炎の症状は、年齢や重症度、発症部位によって様々です。特徴的な症状としては、強いかゆみ、湿疹、皮膚の乾燥などがあげられます。これらの症状は、慢性的に繰り返す傾向があり、生活の質を低下させる大きな要因となります。
アトピー性皮膚炎の症状
- 強いかゆみ
- 湿疹
- 皮膚の乾燥
アトピー性皮膚炎の症状が現れる部位
- 額
- 目や口のまわり
- 口唇
- 耳の周辺
- 首
- 腕や脚の関節部
アトピー性皮膚炎の治療
アトピー性皮膚炎の治療は、症状の程度や患者の年齢、生活環境などを考慮して医師が個別に判断します。根本的な原因を取り除くことは難しいですが、症状をコントロールし皮膚のバリア機能を回復させ、QOL(生活の質)を向上させることを目指します。
薬物療法では下記の薬を使用して治療を行います。
アトピー性皮膚炎でお困りの方は当院までご相談ください。