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当クリニックではアトピー性皮膚炎治療薬「デュピクセント(デュピルマブ)」を使用した治療を行っております。
デュピクセントは国内では2018年4月23日に発売されました。
アトピー性皮膚炎は「炎症」「かゆみ」「バリア機能低下」の3つの要素が関係しあい、悪循環を形成します。どれか1つだけではなく、3つすべてに着目し、良い状態を長く維持することが大切です。
デュピクセントは「IL-4」と「IL-13」という物質のはたらきを直接おさえることで、「炎症」「かゆみ」「バリア機能低下」のすべてに対する効果が期待できます。
デュピクセントはIL-4/13によるシグナル伝達を阻害する、世界初のヒト型抗ヒトIL-4/13受容体モノクローナル抗体(生物学的製剤)です。
アトピー性皮膚炎の病態形成において、2型炎症とよばれる炎症反応が重要な役割を果たしています。
デュピクセントは、2型炎症反応に関与するサイトカインの中で主要な役割を果たすIL-4及びIL-13を標的とすることで、今までの治療で十分な効果が得られなかった中等症以上のアトピー性皮膚炎の患者さんに対して、高い改善効果と安全性を有する治療薬であると考えられます。
さらに2023年9月25日、生後6ヵ月以上の小児アトピー性皮膚炎の適応が承認されました。日本で初めて生後6ヶ月から全年齢で使用できる生物学的製剤となります。
【デュピクセントに関する最新の話題】
デュピクセントは自己注射が認められており、当院で指導を受けて自己注射の手技が問題ない方はご自身での注射が可能となります。自己注射のメリットは下記の通りです。
①通院に伴うスケジュールの制約、時間の負担が軽減できる
②高額療養費制度を用いて自己負担額を減額できる可能性がある(※ご所得による)
当院で院内注射を行うか、自己注射へ移行するかはご相談しながら決めさせていただきます。医療費に関する具体的な内容は販売元のホームページで詳しく確認できます。
デュピクセント®の薬剤費と医療費助成制度について
デュピクセントを使用された当院の患者様より効果に関して非常に満足頂いております。
一方で、これまでの治療からは自己負担が増えるので「継続できるか心配」というお声もいただきます。
現在、医療費助成に関しては様々な制度がございますので、ご希望の方は販売元のデュピクセント相談室0120-50-4970(ゴーヨクナレ)にて平日9:00~17:00に専任スタッフが対応していただけます。気になる方は是非一度にお問合せください。
デュピクセントはアトピー性皮膚炎の原因とされる免疫にピンポイントに作用することで、 副作用が少なく安全にお使いいただける薬剤です。重篤な副作用報告はほぼありません。 比較的多くみられる副作用としては注射部位反応や結膜炎が出ることがありますので、必要に応じて眼科等の受診をお願いしております。 デュピクセントを使用中の当院の患者様で何か気になる症状がありましたら、医師までお問い合わせください。
それぞれ対象となる年齢・治療に必要な条件が異なりますので、お問い合わせください。