食物アレルギーの種類とは?原因と症状を小児科医が解説

「食物アレルギー」と聞くと、食べた直後にじんましんや息苦しさが起こるイメージを持つ方が多いかもしれません。しかし、実際には食物アレルギーにはいくつかのタイプがあり、年齢や原因となる食品、症状の現れ方も異なります。
食物アレルギーを正しく理解することは、お子さまの健康を守るためにも大切です。今回は代表的な食物アレルギーのタイプについてご紹介します。

食物アレルギーとは

食物アレルギーとは、本来は体に害のない食べ物に対して免疫が過剰に反応し、さまざまな症状を引き起こす病気です。
症状は皮膚だけでなく、消化器や呼吸器、全身に及ぶことがあり、重症の場合にはアナフィラキシーを起こすこともあります。
また、同じ食べ物でも年齢によって症状の出方や治りやすさが異なることが特徴です。

食物アレルギーの種類

①新生児・乳児消化管アレルギー

生後まもない赤ちゃんから乳児期にみられる食物アレルギーです。皮膚症状が目立たず、消化器症状が中心となることが特徴です。診断には専門的な評価が必要になるため、気になる症状があれば早めに小児科へご相談ください。

●主な症状(特定の食材を摂取したあとに)
繰り返す嘔吐
血便
下痢
元気がない

②即時型食物アレルギー

もっともよく知られているタイプの食物アレルギーです。食べてから数分~2時間以内に症状が現れることが多く、乳幼児では卵・牛乳・小麦が原因となることが多くみられます。
症状が急速に進行すると、アナフィラキシーを起こすことがあります。顔色が悪い、呼吸が苦しそう、意識がぼんやりするなどの症状があれば、すぐに医療機関を受診してください。

●主な症状
じんましん
赤み・かゆみ
唇やまぶたの腫れ
咳・ゼーゼー
嘔吐・腹痛

③食物依存性運動誘発アナフィラキシー

特定の食べ物を食べただけでは症状が出なくても、その後に運動することでアレルギー症状が起こるタイプです。
症状によっては命に関わることもあるため、体調の変化がみられた場合は早めに医療機関を受診しましょう。

●主な症状
全身のじんましん
皮膚のかゆみ・赤み
唇やまぶたの腫れ
息苦しさ・ゼーゼーする
腹痛・吐き気・嘔吐
めまい・意識が遠のく

④口腔アレルギー症候群(花粉・食物アレルギー症候群)

果物や野菜を食べた直後に、口やのどの違和感が現れるタイプです。年齢によって原因となる食品は変わります。
成長とともに食べられるようになるお子さまも少なくありません。

●主な症状
口の中がかゆい
唇や舌がピリピリする
のどの違和感

「食べられない」と決めつけず、正しい診断を

食物アレルギーが疑われる場合でも、症状や検査結果だけで判断できないことがあります。
当院では、お子さまの症状や経過を丁寧に確認し、必要に応じて検査を行いながら、一人ひとりに合わせた診療を行っています。
大田区、目黒区、東急目黒線沿い(田園調布、奥沢、大岡山、洗足、西小山、武蔵小山など)、東急大井町線沿い(自由が丘、緑が丘、大岡山、旗の台など)でアレルギーの診察をご希望方はぜひ一度、大岡山こどもアレルギークリニックへご相談ください。